pnpm update
エイリアス: up
, upgrade
pnpm update
は指定されたバージョン範囲に基づいて、パッケージを最新バージョンに更新します。
引数なしで実行すると、すべての依存関係を更新します。
TL;DR
コマンド | 意味 |
---|---|
pnpm up | package.json で指定されたバージョン範囲に基づいて、すべての依存関係を更新します。 |
pnpm up --latest | package.json で指定されたバージョン範囲を無視して、すべての依存関係を更新します。 |
pnpm up foo@2 | foo をv2の最新バージョンに更新します。 |
pnpm up "@babel/*" | @babel スコープに含まれるすべての依存関係を更新します。 |
パターンによる依存関係の選択
パターンを使用して特定の依存関係を更新できます。
すべての babel
パッケージを更新します。
pnpm update "@babel/*"
webpack
を除くすべての依存関係を更新します。
pnpm update !webpack
パターンは組み合わせることも可能で、次のコマンドはcore
を除く全てのbable
パッケージを更新します。
pnpm update "@babel/*" !@babel/core
Options
--recursive, -r
package.json
(node_modulesを除く) の存在するすべてのサブディレクトリで、依存対象の更新を並列に実行します。
使用例:
pnpm --recursive update
# updates all packages up to 100 subdirectories in depth
pnpm --recursive update --depth 100
# update typescript to the latest version in every package
pnpm --recursive update typescript@latest
--latest, -L
package.json
で指定されているバージョン範囲を無視します。 代わりにlatest
タグで指定されたバージョンを使用します (パッケージのメジャーバージョンを更新する可能性があります)。
--global, -g
グローバルパッケージを更新します。
--workspace
ワークスペースの全てのパッケージをリンクしようとします。 ワークスペース内のパッケージのバージョンに合わせて、バージョンを更新します。
いずれかのパッケージを更新する場合、ワークスペース内に更新された依存関係が見つからなかったとき、コマンドは失敗します。 例えば、ワークスペースのパッケージにexpress
が存在しない場合、次のコマンドは失敗します。
pnpm up -r --workspace express
--prod, -P
dependencies
と optionalDependencies
にあるパッケージのみを更新します。
--dev, -D
devDependencies
にあるパッケージのみを更新します。
--no-optional
optionalDependencies
にあるパッケージを更新しません。
--interactive, -i
古くなった依存関係を表示し、更新する依存関係を選択することができます。